この記事では、探偵ナイトスクープの歴代秘書(アシスタント)&秘書代理を紹介しています。
探偵ナイトスクープの歴代秘書(アシスタント)&秘書代理は以下です。
| 代 | 秘書 | 出演期間 |
| 4代目 | 増田紗織 | 2019年11月29日〜現在 |
| 3代目 | 松尾依里佳 | 2010年9月3日〜2018年1月19日 |
| 2代目 | 岡部まり | 1989年7月1日〜2010年4月9日 |
| 初代 | 松原千明 | 1988年3月5日〜1989年5月6日 |
探偵ナイトスクープの歴代秘書(アシスタント)&秘書代理について知りたい人は、ぜひ、参考にしてください。
4代目:増田紗織アナウンサー(2019年11月29日〜)
増田紗織さんは、2019年11月29日放送回から『探偵!ナイトスクープ』の4代目秘書として登場しました。
歴代秘書の中で初めて、制作局であるABCテレビ所属の女性アナウンサーが抜擢された点が大きな特徴です。
これまでの秘書がタレント出身であったのに対し、アナウンサーならではの落ち着いた進行と誠実な姿勢で、番組の新たな雰囲気を作り上げています。
増田さんは涙もろい性格としても知られ、感動的な依頼が続いた回ではVTR明けに涙を流しながら進行することもありました。
その姿に探偵の石田靖さんが「西田前局長が降臨したんですか?」とツッコミを入れたこともあり、松本人志局長からは「師匠」という愛称で呼ばれるようになっています。
感情を素直に表現する姿が視聴者からも好感を集め、番組の“心の温かさ”を象徴する存在となっています。
また、幼少期に父親の仕事の関係でニューヨークに住んでいた経験があり、英語が堪能です。2020年6月19日放送では、『探偵!ナイトスクープ』ファンのドイツ人カップルがリモート出演した際に通訳を務め、グローバルな一面も発揮しました。
アナウンサーとしてのスキルと人間味のあるリアクションを兼ね備えた増田さんは、令和時代の『ナイトスクープ』を支える新しいタイプの秘書として定着しています。
3代目:松尾依里佳(2010年9月3日〜2018年1月19日)
松尾依里佳さんは、2010年9月3日放送回から『探偵!ナイトスクープ』の3代目秘書として出演しました。
本職はヴァイオリニストで、音楽活動と並行しながら番組に出演。知的で上品な雰囲気と、時折見せる素朴なリアクションで視聴者から親しまれています。
前任の岡部まりさんが長期にわたり番組の“顔”を務めていたため、松尾さんの登場は新時代のスタートとして注目を集めました。
2015年3月からは、同じくABCテレビの情報番組『キャスト』でコメンテーターを務めるなど、幅広いメディア活動を展開。その後、2015年10月に結婚し、2018年1月19日放送分をもって産前産後休暇に入るため番組を卒業しました。
翌月には第1子となる女の子を出産し、母親としての新しい生活をスタートしています。
松尾さんの退任後、正式な後任が決まるまでの間は「見習い秘書」として若手女優が週替わりで代役を務めましたが、依頼募集コーナーのナレーションには彼女の声が引き続き使用されていました。
そのことからも、松尾さんの温かみのある声と落ち着いた存在感が番組に深く根付いていたことが分かります。なお、2024年8月30日放送分では「顧問」として番組に再登場し、変わらぬ笑顔を見せました。
3代目:秘書代理
3代目の秘書代理は以下です。
| 秘書代理 | 出演日 | 出演回数 |
| 本田望結 | 2018年1月26日、4月20日 | 2回 |
| 二階堂ふみ | 2018年2月2日 | 1回 |
| 本仮屋ユイカ | 2018年2月9日、11月2日 | 2回 |
| 髙橋ひかる | 2018年2月16日 | 1回 |
| 橋本マナミ | 2018年3月2日、12月7日、12月14日 | 3回 |
| 川添佳穂(ABCアナウンサー) | 2018年3月9日 | 1回 |
| 小島瑠璃子 | 2018年3月16日、2019年1月4日 | 2回 |
| 岡田結実 | 2018年3月23日 | 1回 |
| 加藤綾子 | 2018年4月27日、10月5日、10月12日 | 3回 |
| 松岡茉優 | 2018年5月4日、12月21日、2019年3月1日 | 3回 |
| 田中みな実 | 2018年5月11日 | 1回 |
| 中村静香 | 2018年5月18日、7月27日、10月19日、2019年8月23日 | 4回 |
| ヒロド歩美(ABCアナウンサー) | 2018年6月8日、7月13日、11月16日、11月23日、2019年4月12日 | 5回 |
| 葵わかな | 2018年8月3日 | 1回 |
| 澤田有也佳(ABCアナウンサー) | 2018年9月14日、2019年1月25日、4月26日、5月17日、9月6日 | 5回 |
| 丘みどり | 2019年8月30日、10月25日 | 2回 |
| 増田紗織(ABCアナウンサー) | 2019年10月18日、11月8日、11月15日 | 3回 |
2018年1月、3代目秘書・松尾依里佳さんが産休に入ったことに伴い、正式な後任が決まるまで番組は「秘書代理(見習い秘書)」制を導入しています。
この期間は、若手女優やタレント、そしてABCテレビの女性アナウンサーが週替わりで登場。放送回ごとに異なる秘書が出演するという異例のスタイルが続きました。
出演者は本田望結さんや二階堂ふみさんなど女優陣をはじめ、ヒロド歩美アナや澤田有也佳アナといったABCアナウンサーも担当。さまざまな個性が番組に新鮮さをもたらしました。
約2年に及ぶ代理体制を経て、2019年11月に増田紗織アナウンサーが4代目秘書として正式就任。
多様な顔ぶれによるこの「秘書代理期」は、番組の転換期であり、若い世代にも『探偵!ナイトスクープ』の魅力を広げた重要な時期となりました。
2代目:岡部まり(1989年7月1日〜2010年4月9日)
岡部まりさんは、1989年7月1日放送回から『探偵!ナイトスクープ』の2代目秘書として21年間にわたり出演しました。
前任の松原千明さんの降板後に就任し、以降、番組の“顔”ともいえる存在として長年にわたり愛されています。
落ち着いた語り口と温かみのある笑顔で、依頼者や探偵たちのやり取りを柔らかくまとめ、番組に安定感と上品さをもたらしました。
岡部さんは本番で初めて依頼文を読むスタイルを貫き、初見でのリアルな反応が魅力のひとつ。時には依頼文の中に際どい表現が含まれることもあり、思わず詰まってしまう姿が名物に。
その際、局長や北野誠さんらがツッコミを入れたり、続きを代読するなど、スタジオ全体が温かい笑いに包まれるシーンも多く見られました。
2010年、岡部さんは第22回参議院議員通常選挙・大阪府選挙区への出馬を機に番組を卒業。番組史上最長の在任期間を誇り、日本のテレビ史においても最も長く女性アシスタントを務めた人物のひとりです。
その後も『ナイトスクープ』への愛着は変わらず、年末の特番やアカデミー賞企画などでたびたびゲスト出演。
さらに、2019年11月22日放送(西田局長の最終回)では秘書として一夜限りの復帰を果たし、番組ファンを喜ばせました。
2代目:秘書代理
2代目の秘書代理は以下です。
| 秘書代理 | 出演日 | 出演回数 |
| 石田靖 | 2008年5月16日 | 1回 |
| 堀友理子 | 2008年6月6日 | 1回 |
| たむらけんじ | 2010年4月16日、4月23日、8月6日、8月27日 | 4回 |
| 田村裕 | 2010年4月30日、5月7日、7月9日、7月23日 | 4回 |
| 桂小枝 | 2010年5月14日、5月21日 | 2回 |
| 長原成樹 | 2010年5月28日、6月4日 | 2回 |
| 石田靖 | 2010年6月11日、6月18日 | 2回 |
| 松村邦洋 | 2010年6月25日、7月2日 | 2回 |
2010年4月、長年番組を支えてきた2代目秘書・岡部まりさんが参議院選挙に出馬するため突然降板。
その後任がすぐに決まらなかったため、番組は一時的に「秘書代理」体制を導入しました。
この期間は、たむらけんじさんや田村裕さん、桂小枝さんなど、番組ゆかりの探偵たちが週替わりで秘書役を務め、依頼文の読み上げや進行補助を担当。
普段は探偵として活躍するメンバーが“司会の裏方”に回ることで、普段とは違う新鮮な雰囲気が生まれました。
秘書代理制は約5か月間続き、2010年9月に松尾依里佳さんが3代目秘書として正式に就任。彼女の登場によって、番組の空気は再び落ち着きを取り戻しました。
この代理期間は、『ナイトスクープ』が体制の変化にも柔軟に対応できる強さを証明した象徴的な時期でもあります。
初代:松原千明(1988年3月5日〜1989年5月6日)
松原千明さんは、1988年3月5日の『探偵!ナイトスクープ』放送開始とともに初代秘書として出演しました。
女優・タレントとして活躍していた松原さんは、上岡龍太郎局長と探偵たちを優しく支え、番組初期の“知的で上品な雰囲気”を形作った人物です。
当初、番組側からは「ニュースステーションのような社会派番組」と説明されて出演を承諾したものの、放送が進むにつれて徐々にバラエティ色が強まっていきました。
番組初期の収録では他の仕事との兼ね合いで欠席することもあり、その際には嘉門達夫さんなど探偵メンバーが「秘書代理」として代役を務めることもありました。
真面目で落ち着いた進行の一方で、探偵たちとのやり取りでは柔らかい笑顔を見せ、視聴者からも「番組の癒し役」として人気を集めています。
しかし、報道路線からバラエティ路線へと番組の方向性が変化していったこと、そして俳優・石田純一さんとの結婚を機に「寿退職」の形で1989年5月に番組を卒業します。
最終回のエンディングでは、探偵全員が文部省唱歌『海』(“松原遠く消ゆるところ”)を合唱し、彼女の門出を祝いました。
松原さんはその後も多くの人に初代秘書として記憶され、2022年10月の訃報時には、同年11月18日放送のエンディングで在任当時の映像と共に追悼テロップが流れ、番組ファンに惜しまれました。
初代:秘書代理
初代の秘書代理は以下です。
| 秘書代理 | 出演日 | 出演回数 |
| 北野タキノ(北野誠の実母) | 1989年5月13日 | 1回 |
| ナース井手 | 1989年5月20日、6月3日 | 2回 |
| みやなおこ | 1989年5月27日 | 1回 |
| 中村貴子 | 1989年6月17日、6月24日 | 2回 |
1989年5月、初代秘書・松原千明さんが俳優・石田純一さんとの結婚を機に「寿退職」の形で番組を卒業。
その後任がすぐに決まらなかったため、番組は短期間の「秘書代理」体制を採用しました。
この時期は、探偵の北野誠さんの実母・北野タキノさんをはじめ、タレントのナース井手さん、みやなおこさん、そして中村貴子さんらが週替わりで出演。
いずれも個性的なキャラクターで、番組初期の柔軟な演出スタイルを象徴する時期でした。
特に北野タキノさんが登場した際には、息子・北野誠さんとの親子共演が話題を呼び、視聴者の間でも「家庭的で温かい雰囲気の放送回」として印象に残りました。
短期間ではあったものの、この「秘書代理」期は、後に2代目秘書・岡部まりさんが登場するまでの橋渡しとして、番組の継続と安定に大きく貢献しています。


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